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矢部 明
原安協報告, 38(2), p.11 - 23, 1973/00
原子力安全研究協会の放射線障害防止研究計画部会の内部被曝評価ワーキンググループの報告書「個人内部被曝モニタリングの指針」中の一章で、体内汚染の個人モニタリングの計画立案について解説したものである。
石渡 名澄
原安協報告, 21, p.186 - 227, 1970/00
溶液中における希薄なFPのふるまいに関する情報は,実用と理論の両面にわたって,非常に興味深い。運転および安全の観点から,原子炉冷却材中に,計画的または偶発的に放出されたFPの拡がりかたやふるまいを知ることは重要である。相対的に不溶性のFPはに運転中に一次系内に付着するであろう。溶解状態にある他のFPは,高温において,それらの物理的蒸発が安全に危険をもたらすような大きな分圧を示すようになるであろう。不幸にも,アルカリ金属系におけるFPのふるまいについて報告したデータはほとんどない。今知られているデータは僅かなものであり,非常に限定された条件下で,大規模な系内における大体の測定から得られたものである。これらのデータは,他の条件下で適用しようとする場合,ほどんど価値がない。
福田 雅明
原安協報告, 22, p.33 - 50, 1970/00
この調査研究は海放特・海洋分科会の一環として,現場における海洋拡散希釈問題,および,海流による廃液の移動状態が推算できることを目標に進められている。昭和41年度より,この調査研究のために日本原子力研究所と動力炉・核燃料開発事業団との間に海洋調査専門委員会が設けられ,両者の協同として研究が行なわれている。
市川 富士夫
原安協報告, 22, p.89 - 104, 1970/00
42年度には希土類元素の内ユーロピウムをもちい,その海洋ならびに排液中ての化学的挙動について予備的調査をおこない,43年度には漁網に対するユーロピウムの吸着に重点をおいて研究をおこなった。本年度は、漁網への吸着と表面積との関係について補足的な実験をおこない,さらに懸濁物と底質に対する吸着・脱着について実験をしたので結果を報告する。